では、発作が起きた時の痛みはどうすれば治められるのでしょうか?

病院に行く場合、自宅で痛みを治める場合、それぞれを見ていきます。

まず病院にいけば、いろいろな治療をしてもらえます。

tuhu_04最もハードですが、急激に痛みのひく方法としては、ステロイド剤の直接患部関節への注射があります。これは瞬間的に抜群の効果を発揮します。但し、注射される時はお医者さんを殴り飛ばしたくなります。何せ激痛の走っている関節患部に直接注射針を刺すのですから。刺された時は、気絶しそうに痛い…しかし不思議なことに、注射液が患部に入っていくたびに、あれほど痛かった痛みが急激に引いていきます。もうお使者さんに抱き付いてお礼をいいたいぐらいです。

ただステロイド剤ですから、何度も使ったりすると副作用があります。また糖尿病や高血圧症、胃潰瘍などがあったら、それらを悪化させる可能性がありますし、精神不安定を助長したり、骨を弱くする作用もあるので注意が必要です。

通常の治療

非ステロイド系の消炎鎮痛剤の大量投与による「短期大量衝撃療法」があります。これは、3時間ごとに服用し痛みの様子を見ながら、増量していく方法ですが、腎臓機能をそこなうこともある危険な方法なので、必ず医師の指示通りに服用しなればなりません。

痛風発作によく用いられる消炎鎮痛剤

ジクロフェナックナトリウム、インドメサシン、ナチプロキセン、スリンダク、プラノプロフェン、トキソプロフェン、ザルトプロフェン、オキサプロジンなど多くの種類があります。

お医者さんこうして、痛みが落ち着いてきた後は尿酸値をコントロールするためのクスリの継続服用に移っていきます。これは痛風発作中に服用すると発作を増幅するので、必ず発作が治まってから服用すること、そして一度服用したら中断しないことが大切です。

一方、自宅で発作に見舞われた場合、痛みのある関節やその周辺をまず安静に保ち、患部を冷やすことが大切です。

間違っても、患部を動かしたり、熱温したりしてはなりません。これは患部の炎症を重篤化させますので、入浴などは厳禁です。





気を失いそうな痛みをやわらげる方法

患部を心臓より高い位置にもっていき、血液が回らないようにすると、鎮痛剤と同じ効果で多少痛みを緩和することもできます。

また体内の尿酸を自然に排泄する手段として、水分を多めに取り排尿を促します。

この時、利尿作用の高い、緑茶、紅茶、コーヒーの大量摂取も有効です。
ただこれらは発作が起きた時の対症療法でしかありません。
これで高尿酸血症が治るかといえば、そう簡単ではありません。
そもそも一度発作が起きると、尿酸値が戻るまでには2~3年かかるといいます。
痛風はそもそも、尿酸の増加と、それがうまく排泄されないことが原因です。

また尿酸は、プリン体という物質によって作られます。そして、プリン体というのは、DNA、RNAという遺伝子の中の核酸の構成成分です。このプリン体は多くの食品に含まれており、これらの摂取を控えなければなりません。またカラダの中に入ったプリン体は、分解されて尿酸になるため、これを体外に排泄することも重要です。

従って、痛風の治療は、発作が治まった後は、日々の生活習慣に大きく依存します。

プリン体をとらない、また体内で作られた尿酸を排泄するという生活習慣をつくることが大切です。